コラム -column- 海洋散骨って何?
法律的な問題は?

死んだら家のお墓ではなく海や自然に還りたい。
近年、高齢化や少子化の社会背景もあって、供養のかたちも多様化しています。都市部での生活の影響からか死後は「自然に還りたい」と望む人は多く、海洋散骨への関心が高まっています。

また、故人の遺志のみならず、家族で相談されて「墓じまい」のために散骨を選ぶ方もおられます。

ぺっとの死亡届イメージ

たとえば、ある女性(鈴木様 仮名)はお子様に恵まれず、いずれ墓守をする人がいなくなることもあって、ご主人から海洋散骨を頼まれていました。最初は故人の遺志とはいえ、散骨に関する知識もなく、不安しかなかったといいます。

鈴木様は、まずは海洋汚染や法律上の問題がないのかが気になり、調べてみました。骨はその主成分がリン酸カルシウムのため、自然には無害で法律上も全く問題ありませんでした。遺骨もすべてではなく、手元供養のために分骨することが可能でした。

また、鈴木様は親族も少なかったため、年忌法要などにとらわれることもなく、毎年、命日には散骨した海域周辺をクルーズしているそうです。クルーズには気の置けない夫婦の共通の友人を伴うため、自然とご主人との思い出話で盛り上がるのだとか。

最近では、火葬だけをして納骨するお墓やお寺がわからずにご遺族が悩まれるケースも増えています。家墓の永代供養が難しく、海洋散骨をはじめとする散骨葬という葬送を選ばれる方は今後も増えてくのではないでしょうか。