「自然に帰りたい」というのが父の強い望みでした。
子供が墓じまいをする手間を省きたいという気持ちもあったでしょう。
「容器に入れないで埋めてもらいたい」「樹になりたい」とよく言ってました。
「器に入れないで埋めてもらうのは無理だから、自分が生まれ育った東京の近くの海がいい」と言っていたので故人の遺志をくみ海洋散骨しました。
自分の手で散骨してあげることが出来ませんでしたが、両親とも満足してくれたかなとホッとしています。
生前、残るものはいらないと写真なども自分で処分しさっぱりした父らしい最期でした。
淋しいですが、両親は地球の一部になり、いつも一緒なのだと思って生きていこうと思います。
ありがとうございました。