海洋葬とは?費用や特徴を詳しく解説

2024.03.25

コラム

最近、多様化する葬儀の形の中で、注目を集めているのが「海洋葬」です。

海洋葬などの散骨は自然への回帰や環境への配慮を重視する人々にとって、魅力的な選択肢となっています。
しかし、一体海洋葬とはどのようなものなのでしょうか?費用はどれくらいかかるのか、またどんな特徴があるのか、詳しく解説していきます。

自然に囲まれた中でのお別れを考えている方々にとって、海洋葬の情報はきっと役立つはずです。それでは、
海に包まれる最後の旅立ちについて、一緒に学んでいきましょう。


海洋葬の特徴

・墓石代・管理費が不要:伝統的なお墓に比べて経済的な負担が少なく、継承者や管理の心配がありません。
・宗教・宗派・宗旨が不問:特定の宗教や宗派に依存せず、故人の意志を尊重した供養が可能です。


海洋葬のメリットとデメリット

○メリット

・経済的な負担の軽減お墓の維持や管理の必要がなく、宗教宗派を問わず供養できます
・自然への還元故人の遺骨を自然に還すことで、生命の循環に貢献します。

○デメリット

・遺骨を後世に残すことができない全ての遺骨を散骨してしまうと、供養の対象が曖昧になる可能性があります
・散骨場所の制限地域によっては条例があり、散骨場所の規定により、希望の場所で散骨できない場合があります。

 

海洋葬の流れと自然への配慮

海洋葬の流れは、申し込みから出航、散骨、献花や献酒、そして帰港までの一連のプロセスを含みます。  

海洋葬が選ばれる理由

海洋散骨は、自然に還りたいという故人の願いや、大好きだった海で眠りたいという思いを尊重するために選ばれます。
また、お墓の継承が難しい家族にとっても、経済的負担が少ないため、選ぶ方が多くなってきています また自然への配慮として、遺骨は自然に還りやすいようにパウダー化し、散骨場所は環境保護の観点から選ばれています  

海洋葬の料金を理解する

海洋葬の費用は、提供されるサービスの内容によって大きく異なります。一般的には、5万円から40万円の範囲で、散骨を完全に委託するプランが最も低価格で提供されています。プランがグレードアップするごとに、費用も上昇します。    

海洋葬のプランとオプションについて

銀河ステージでは、オーシャンメモリアルと呼ばれる海洋葬サービスを提供しており、様々なプランがあります。
例えば、合同プランでは 132,000円(税込)から始まり、粉骨料金は別途必要です。このプランでは、複数の家族が一緒に乗船し、海洋散骨を行います
   

海洋葬のエリア

散骨エリアは、散骨を行うプランによって異なります。また、料金などは各地域の海洋散骨サービス提供者によって料金が設定されているため、具体的な料金についてはサービス提供者に直接問い合わせることをお勧めします。 
※銀河ステージの散骨対応エリアにつきましてはこちらをご覧ください。  

海洋葬と法律の関係

現在の日本の法律では、海洋葬に関して明確に定められた規制は存在しません。しかし、遺骨を海に散骨する行為は、一般的な埋葬法の規範から外れるため、法的な問題が生じないように注意が必要です。散骨を行う際には、遺骨を粉末状にする必要があり、これは法律で定められています  

海洋葬の許可申請とは

海洋葬を行うにあたって、特に政府機関への許可申請は必要ありませんが、散骨業者に依頼する場合は、その業者への手続きが必要です。また、散骨を行う際には、火葬許可証や改葬許可証のコピーなど、いくつかの書類が必要になることがあります  

海洋葬とガイドライン

海洋葬を行う際には、一般社団法人日本海洋散骨協会が定めるガイドラインに従うことが推奨されています。これには、遺骨の粉末化、沖合での散骨、養魚場や航路を避けるなどのマナーが含まれています。  

海洋葬で発生するよくあるトラブル

海洋葬は、故人を自然に還すという意味合いで選ばれることが多い葬送方法ですが、その実施にはいくつかの注意点があります。以下は、海洋葬における一般的なトラブルとその対策についての概要です。 海洋葬で起こり得るトラブルには、以下のようなものがあります

・親族間の不一致故人の意向とは異なり、親族が海洋葬に反対する場合があります。
・法的問題散骨に関する法律が不明確であるため、違法行為にならないよう注意が必要です。
・散骨場所の選定散骨を行う場所には規定があり、希望の場所で散骨できない可能性があります。
業者選びの失敗経験の浅い業者に依頼すると、ルールを守った散骨をしてもらえないことがあります。

 

トラブルを避けるための注意点

トラブルを避けるためには、以下の点に注意しましょう

・事前の家族間の話し合い散骨を行う前に、全ての親族と十分な話し合いを行うことが重要です。
・法律の理解と遵守散骨に関する法律やガイドラインを理解し、遵守することが必要です。
信頼できる業者の選定実績のある信頼できる業者を選ぶことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

 

海洋葬業者の選び方

適切な海洋葬業者を選ぶことは、故人への最後の敬意を表すと同時に、遺族の安心にも繋がります。 海洋葬業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意し選ぶことが重要です。

海洋葬業者の評価ポイント

1.サービスの質散骨の手続きがスムーズかつ丁寧に行われるか、故人及び遺族への配慮が行き届いているかが重要です。
2.
費用の透明性費用が明確であり、隠れた追加料金がないかを確認します。
3.実績と信頼性長年の実績や遺族からの評判が良い業者を選ぶことが望ましいです。
4.対応エリア希望する海域で散骨が可能かどうかも確認が必要です。

業者の比較方法

業者を比較する際には、ウェブサイトでの情報収集や、実際に業者への問い合わせを行い、以下の点をチェックしましょう。

・提供されるプランの内容と費用
・散骨を行う海域の種類とアクセス
・遺族の声や口コミ、評判
・オプションサービスの有無

 

海洋葬の申し込み方法

海洋葬を行うには、まず専門の葬儀社に申し込みをします。
※銀河ステージでの散骨のお申し込みは、電話・FAX・メール​にて受け付けております。  

申込みから実施までのステップ

専門のコンシェルジュがご遺族様の想いを伺い、散骨プランの内容や粉骨の有無など詳細を決めていきます。
お申し込み後に料金をお支払いいただきます。
 

海洋葬当日の流れと作業

当日は、指定された集合場所に集まり、船に乗船します。 船は沖合いに向かい、遺骨を海に散布します。
その後、献花や献酒を行い、故人との最後のお別れをします。
海洋葬のプランや業者によって、細かな流れや必要な書類は異なる場合があります。
そのため、事前にしっかりと確認し、準備を進めることが大切です。
また、海洋葬は自然の中で行われるため、天候によっては予定が変更されることもありますので、柔軟な対応が求められます。  


海洋葬体験者の声

海洋葬の体験談

海洋葬は、故人の最後の旅立ちを、広大な海の中で行うことで、新しい供養の形として注目されています。
ここでは、実際に海洋葬を経験された方々の声を集めました。

50代女性: 「故人の希望で遺骨の一部を代理散骨していただきました。 手元からお骨を手放す事になかなかふみ切れず、またコロナ禍のおり、夫が愛した瀬戸内海に散骨するすべもわからず、どうしたものかと不安ではありましたが、ネット検索で御依頼させていただきました。夫との約束を果たす事ができホッとしております。 事務手続き上の電話、散骨日程の電話、散骨後の報告の電話を必ず入れて下さり、安心する事ができました。」  


40代女性
: 「個人的な感想になりますが、墓地に埋葬するよりも思い描いていたような「見送り」ができ、達成感のようなものを感じました。今回のことを通して思っていたより周りに散骨に興味のある方が多いことを知りました。」
 


60代男性:
「今回は海洋散骨を葬儀社の方に教えていただき利用させていただきました。
全てお任せのプランを選びましたが、届いた記念品のアルバムを拝見し、とても素晴らしい散骨だったと感謝しております。また、少し取り分けていただいた粉骨済みの遺骨もとても綺麗で、これからも手元に置き故人を偲んでいこうと思います。」   これらの体験談は、海洋葬が故人と遺族にとってどのような意味を持つかを示しています。故人の最後の意志を尊重し、自然の一部として永遠に眠ることを選ぶ人々が増えていることがわかります。海洋葬は、故人を偲ぶ新しい方法として、これからも多くの人に選ばれるでしょう。
 

海洋葬を行った後の供養方法



海洋葬は、故人を自然に還すという思いから選ばれる葬送方法です。故人の遺骨を海に散布することで、自然の一部として永遠に生き続けることを願います。
しかし、散骨後の供養については、多くの方がどのように進めればよいか疑問を持つことがあります。
以下に、散骨後の供養方法についていくつかの一般的な方法をご紹介します。

海に向かって手を合わせる

散骨を行った海域に直接行くことが難しい場合でも、近くの海岸に足を運び、海に向かって手を合わせることで供養を行うことができます。海はつながっているという考えから、どの海からでも故人を偲ぶことが可能です。  

複数年に分けて散骨供養をする

散骨は一度にすべてを行う必要はありません。一部の遺骨を保管しておき、一周忌や三周忌などの節目に散骨を行うことも一つの方法です。

遺骨の一部を手元供養として残す

全ての遺骨を散骨するのではなく、一部を小さな骨壷やペンダントに納め、手元供養として身近に置くことも供養の一形態です。

法要クルーズで供養する

散骨した海域にクルーザーで出向き、献花や献酒を捧げる法要クルーズを行うことも、故人を偲ぶ供養方法の一つです。



供養は、故人を思う気持ちが最も大切です。形式にとらわれず、故人を偲びながら、ご遺族が心から納得できる方法を選ぶことが重要です。
海洋葬は、銀河ステージでも行っておりますので、ご相談と気軽にお問い合わせください。
故人の旅立ちを、美しい海の記憶とともに心に刻むお手伝いをさせていただきます。
 

海洋散骨のコラム

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各種サービスのお問い合せなど、お客様のご要望に沿って海洋散骨のプランをご提案いたします。

ご不明点やご相談も弊社のコンシェルジュが誠意を持って対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

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