東京湾で海洋散骨をするには

2024.09.24

コラム
東京湾で海洋散骨をするには

海洋散骨は、自然と共に故人を見送る方法として、近年多くの注目を集めています。
特に、東京湾での散骨はアクセスの良さから多くの人に選ばれています。
しかし、実際に散骨を考える際、どんな場所で行えるのか、費用はどれくらいかかるのか、疑問も多いかと思います。
本記事では、海洋散骨とは何か、東京での散骨ができる場所や費用、さらに散骨に対する賛否についても詳しく解説します。初めて散骨を検討している方の参考になれば幸いです。

海洋散骨とは?東京での選択肢

海洋散骨とは?

海洋散骨とは、火葬後に粉末化された故人のご遺骨を海に撒くことで、自然に還す新しい供養方法です。
従来の墓地埋葬と異なり、遺骨を自然環境に還すこの方法は、後継者不足や核家族化といった現代の社会背景に合った供養スタイルとして、近年注目を集めています。
また、土地不足や高額な墓地費用の問題を解決する手段としても注目されています。

海洋散骨の魅力

海洋散骨の最大の魅力は、どこにいても故人を偲ぶことができる点です。
広大な海に手を合わせることで、自然との一体感が生まれ、故人とのつながりを感じることができます。
また、墓石の維持管理の手間や費用がかからないため、遠方に住む家族や忙しい現代人にも適しています。
自然に還るという新しい形の供養方法として、今後さらに広まっていくことでしょう。

東京でも散骨できる?

東京でも散骨は可能です。東京湾は都心からのアクセスが良く、多くの散骨業者がサービスを提供しています。
東京湾での散骨は、家族や友人と共に船に乗り、故人を見送るセレモニーを行うことが一般的です。
また、都内在住の方にとっては、思い出の場所で故人を見送ることができる点でも人気があります。

東京で海洋散骨ができる場所

東京都の地図に各種ピン止めをしている

東京湾の主な散骨ポイント

東京湾での海洋散骨は、以下のような場所で行われることが多いです。
  • 羽田空港沖合:飛行機の離発着を見ながら、故人を見送ることができます。旅行が好きだった方や航空業界に携わっていた方に選ばれることが多い場所です。
  • 東京ディズニーリゾート沖合:夢と魔法の国を背景に、思い出深いセレモニーを行うことができます。家族連れに人気のスポットです。
  • 東京湾観音周辺:巨大な観音像が見守る静かな海域で、心穏やかに故人を偲ぶことができます。
  • 若洲海浜公園沖合:自然豊かな環境で、都心からも近くアクセスが便利です。釣りやアウトドアが好きだった方におすすめです。
  • 晴海、お台場、越中島:東京の象徴的な景色を背景に散骨が可能で、夜景が美しい場所としても知られています。
  • 東京湾(木更津沖):千葉県側の海域で、比較的穏やかな海です。潮風を感じながら、ゆっくりとした時間を過ごせます。

その他のエリア

東京湾以外にも、以下のエリアで海洋散骨を行うことができます。
  • 相模湾(神奈川県):水質が良く、美しい景観が特徴です。富士山を望むことができ、自然豊かな環境で故人を見送りたい方に適しています。
  • 房総沖(千葉県):太平洋に面した広大な海域で、サーフィンや海水浴が好きだった方に人気があります。
  • 伊豆諸島周辺:透明度の高い海と豊かな自然が魅力で、特別なセレモニーを希望する方におすすめです。

東京で海洋散骨する場合の費用はどのくらいかかる?

海洋散骨の費用は、選ぶプランや業者によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
  • 合同散骨プラン:他のご遺族と一緒に散骨を行うプランで、費用は5万円〜10万円程度。手軽に利用できるため、費用を抑えたい方に適しています。
  • 個別散骨プラン:ご家族や親しい方だけで散骨を行うプランで、費用は15万円〜30万円程度。プライベートなセレモニーを希望する方におすすめです。
  • チャーター散骨プラン:船を貸し切って行うプランで、費用は30万円〜50万円程度。特別な演出やオプションを追加できるため、故人との思い出を大切にしたい方に適しています。

また、以下のような追加費用が発生する場合があります。
  • 遺骨の粉末化費用:1万円〜3万円程度。法律上、遺骨は粉末化して散骨する必要があります。
  • セレモニーのオプション:花束や献花、音楽演奏など。費用は内容により異なります。
  • 遺骨の一時保管費用:数千円〜1万円程度。散骨までの間、遺骨を業者が預かる場合に発生します。

事前に見積もりを取り、総額を確認することが大切です。
不明な点は業者に直接問い合わせて、納得のいくまで確認しましょう。(銀河ステージのプランはコチラ)

東京で散骨してはいけない場所とは?

✕マークのプラカードを片手で女性サラリーマンが持っている 散骨は法律で明確に禁止されているわけではありませんが、公序良俗に反しない形で行うことが求められています。
具体的には、以下の場所での散骨は避けるべきです。
  • 公共の海水浴場や漁港周辺:多くの人が利用する場所や漁業活動が盛んな場所は避けましょう。他の利用者や地元の方々への配慮が必要です。
  • 環境保護区域や指定海域:生態系の保護が必要なエリアでの散骨は控えてください。環境への影響を最小限に抑えるためです。
  • 他人の所有地や無断での立ち入りが必要な場所:法的なトラブルを避けるためにも、必ず許可を得て行いましょう。
散骨を行う際は、専門業者を通じて適切な場所を選ぶことが重要です。
業者は法律や地域のルールに詳しいため、安心して任せることができます。

散骨の賛否両論|なぜ「よくない」と言われるのか

海洋散骨には賛否両論があります。その背景には以下のような理由があります。

伝統的な供養方法との違い

日本では墓地に遺骨を埋葬する伝統が根強く、散骨は馴染みが薄いと感じる人もいます。
先祖代々のお墓を大切にする文化があり、新しい供養方法に抵抗を感じる方も少なくありません。

法的な不明確さ

散骨に関する明確な法律がないため、不安を感じる人もいます。
ただし、現行法では「節度をもって行われる限り違法ではない」とされています。
専門業者に依頼することで、法的な問題を回避することができます。

環境への影響

遺骨が海洋環境に与える影響を懸念する声があります。
しかし、遺骨は微細な粉末状にして散骨され、生態系への影響はほとんどないとされています。
環境省も適切な方法で行われる散骨については問題視していません。

まとめ|東京での海洋散骨を安心して行うために

女性が胸に手を当てて笑顔で正面を向いている 海洋散骨は、故人を自然に還す新しい供養の形として注目されています。
東京湾をはじめ、都内からアクセスしやすい海域での散骨も可能で、多くの方に選ばれています。
しかし、散骨を行う際には、法的な配慮や周囲への影響を考慮する必要があります。

東京で散骨する際の注意点

信頼できる散骨業者を選びましょう

人を乗せて海洋散骨する場合は、行政への届け出が必要になります。
中には許可を得ずに散骨を行う業者もいますのでご注意ください。
海の上では何かあってからでは手遅れです。
業者の実績や口コミを確認し、信頼性を判断しましょう。
海洋散骨に関するご不明点や具体的なご相談については、銀河ステージまでお気軽にお問い合わせください。

事前に支払い総額を確認しましょう

料金がわかりにくい葬儀業界ですので、ご遺骨の洗浄・粉末化料金や預かり費用など、申し込み前に支払い総額を必ず確認しましょう。

散骨場所や水質に要注意

東京湾は船の往来が非常に多く、工業排水や生活排水により水質が悪化しているエリアもあります。
東京湾に強いこだわりがなければ、神奈川の相模湾や千葉の房総沖での海洋散骨も検討してみてください。
美しい海で故人を見送りたいという思いに応えることができます。


最後に

海洋散骨を行う際は、故人の意思や家族の希望を尊重しつつ、法的な手続きをしっかりと行うことが重要です。
信頼できる業者を選び、周囲への配慮を忘れずに、安心して故人を見送りましょう。
散骨を検討している方は、詳細なガイドや費用についての情報をこちらからご確認いただけます。
本記事が、東京での海洋散骨を検討している方の参考になれば幸いです。

海洋散骨のコラム

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