遺骨の知識:遺骨の郵送に関する疑問解消!
遺骨の郵送についての疑問や不安がある方は少なくありません。愛する人が亡くなった後、遺骨をどう扱うべきかという選択は、故人への最後の敬意として重要です。しかし、さまざまな事情で直接遺骨を運べない場合は、郵送という手段が考えられます。本記事では、どのような状況で遺骨を郵送できるのか、どのような手続きが必要なのかを詳細に解説します。
遺骨は郵送できるのか?利用できる宅配業者や梱包方法は?
意外と知られていないのが、日本国内では郵便で遺骨を送ることが可能なのです。故人の最後の旅立ちを、どうしても遠方でなければならない理由で立ち会えなかった家族が、郵送を利用して送っています。
遺骨の郵送が可能な宅配業者
今のところ、日本郵便が提供するゆうパックを利用して遺骨を送ることができます。
※ゆうパックは日本国内で遺骨を郵送することができる唯一のサービスです。
他のヤマト運輸や佐川急便などは、遺骨の郵送サービスは行っていませんのでご注意ください。
散骨専門業者を利用する場合は、業者によってご遺骨を有料で引き取りに来てもらえたり、直接持ち込んで預かってもらえるところもあります。
弊社もサービスを行っております。
銀河ステージ:エリア別_ご遺骨引取料金
遺骨を郵送するのはどんな時か?
主に墓じまいを行い、それに伴い遺骨を移動させる時に利用されるケースが多いです。
具体的には、
- ・永代供養する場合
- ・近親者等が手元供養する場合
- ・散骨を業者に依頼する場合
- ・散骨をするのに粉骨を依頼する場合
遺骨の梱包方法や郵送の仕方
骨壺のサイズは一般的には7寸になります。
骨壺のカバーはかけたままでもどちらでも大丈夫です。
お骨の蓋が簡単に外れてしまうものは取れないようにテープなどで固定しておきましょう。
ダンボールのサイズは100サイズを選ぶと良いでしょう。
分からなかったり迷った場合には、郵便局に送り状を取りに行く際に郵便局員に尋ねるのもいいかもしれません。
送付状には内容物欄に「 遺骨 ワレモノ 」と書くようにしましょう。
ダンボールに骨壺を入れる前に骨壺(カバーを付ける場合はカバーごと)を緩衝材で包みましょう。
包み終わったらダンボールに骨壺を入れ周りに緩衝材を敷き詰め、しっかり段ボールをガムテープ等で封をしましょう。
送る際は郵便局への持ち込み、もしくは電話で自宅まで集荷してもらうようにしましょう。
遺骨の知識
保管方法について
手元供養は、故人を偲びながら自宅で遺骨を大切に保管する方法の一つですが、その保管方法には適切な手順が必要です。皆さんは、自宅での遺骨保管は適切に行えているでしょうか?
墓地にあるお骨やその入れ物は、長い間そのままにしておくと、劣化する場合があります。お骨が土に戻り始めていたり、入れ物が古くなっていたり、雨などで濡れていたり水が溜まっていたりすることもあります。さらに、お骨にはバクテリアなどの有害なものがくっついていることもあります。大切に保管していく為には今まで使っていたお骨の入れ物からお骨を取り出して、きれいに洗って乾かす必要があります。この作業は自分で行うことも可能ですが、安全を考えると、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
火葬後すぐの手元供養の場合、火葬場から骨壷に入れられた遺骨を受け取ります。このとき、火葬場が提供する一時的な骨壷(骨箱など)を使用している場合、自宅で適切な保管をするために、長期間安置に適した骨壷に移すことをおすすめします。
※火葬場によって、自身で購入した骨壺の持ち込みが出来る場所もあるので詳しくは専門業者等に確認を行いましょう。
遺骨の保管場所については、昔からある家なら「仏間」という特別な部屋があるため、そこに置くのが適切です。しかし、最近の家やマンションには仏間がなく、部屋も限られているため、どこに収納するか悩む人も少なくありません。実際に遺骨を家に置いている人たちに聞いたところ、多くは寝室やリビングの隅に置かれていることがわかりました。また、本棚を少し手直しして供養のスペースとして使っている人もいます。
遺骨を保管する際には、温度変化が少なく、風通しの良い場所が望ましいです。直射日光を避けましょう。また、押し入れの奥や湿気の多い窓辺、水まわりの近くは遺骨が湿気を帯びてカビが生える恐れがあるため適していません。適切な場所選びが、大切な遺骨を長く守るための鍵となります。
墓じまい後に粉骨するメリット
粉骨をすると、遺骨の容積は3分の1ほどに減ります。
墓じまいをされた後に粉骨する理由としては、骨壺をそのまま保管して置く場所がなかったり、将来的には散骨を考えている方などが多いようです。そうすることによって、散骨の予定はないけど後日散骨したくなった場合は、スムーズに散骨を行えますし、自宅で遺骨を保管する場合も小さく目立たずに保管を行えるのがメリットです。
粉骨後は海洋散骨が人気
近年、粉骨後に海洋散骨する方が多くなってきています。
自宅にずっと置いていたけど、引っ越しを気に散骨を行いたいなど理由は様々ですが、
故人の最後の旅路を海に託すことで、ご家族にとっても故人にとっても、安らぎと新たなスタートをサポートをしてくれます。故人が生前、海や自然を愛していた場合、海洋散骨はその人生観を反映する最適な方法となり得ます。
さらに海洋散骨をすることで、世界中どこにいても海に行けばその存在を感じられるようになるという利点があります。これは、遠く離れた場所に住む家族にとっても特に意味のある選択となるでしょう。
銀河ステージでも墓じまい後から海洋散骨までサポートを行っております。
何かあればお気軽にご相談を頂ければと思います。
まとめ
遺骨を郵送する場合は、適切な方法で梱包を行いましょう。必要によっては専門業者のサービスを利用して引き取ってもらうことも1つの方法です。また、墓じまい後の遺骨の取り扱いについても適切に保管やメンテナンスをする必要があります。
困ったことがあれば、専門業者に相談するのが一番だと思います。
この記事で、少しでも安心して手続きを進めるための手助けになれば幸いです。